日本にもあった理想のまちづくり(山形県最上郡金山町)

自分が所属する建設環境常任委員会の視察で山形県最上郡金山町を訪れました。

にわかには信じ難いのですが、ここ金山町は人口わずか5千人強の地方の小さな町ですが、毎年有為な若者をドイツに派遣し、あるべき町の姿を学ばせているというところです。

今回は事前の調べに基づく予想を良い意味で裏切られました。予想を上回って素晴らしかったのです。

かつて、今から140年前、一人のイギリス人女性がこの地を訪れました。その名をイザベラ・バードといいます。彼女がこの金山町を訪れた折、「ロマンティックな雰囲気の場所である。私は正午にはもう着いたのであるが、一日か二日ここに滞在しようと思う。」とその著書『Unbeaten Tracks in Japan』(邦訳本『日本奥地紀行』)で記したといいます。

そこは140年経った今でも変わらず「ロマンティックな雰囲気」をたたえていました。

街中には滔々と山からの水を湛えた水路がめぐらされ、金山町住宅といわれる独特の住宅が並び立つ風景は古き良き日本の佇まいを残していました。同町は昭和末期から街並み(景観)づくり100年運動をはじめ、今に至っています。その思想は、地域資源である金山杉を用い、地元の大工さんに住宅にしてもらうという地産地消、地域経済を大事にするというやり方。7期27年町長を務めた岸宏一氏(参議院議員3期)の力によるところが大きかったとはいえ、まちづくりの哲学がしっかりと今に受け継がれていました。

これを狛江にどうフィードバックできるかは、人口規模も違い直接の移植は出来ませんが、すごく刺激を受けました。

狛江市と金山町。何か一緒に協力して生み出せないか。生み出せたらきっと素晴らしい日本のどこにもないまちづくりが出来るかもしれないというワクワク感を得て、また明日は「公共交通及び自転車で移動しやすく快適に歩けるまちづくり条例」を今から6年前に制定・施行した新潟市に学びに行きます。人口減少や高齢社会の進展の中で、これまでのマイカーによる移動を中心とする考え方から、公共交通や自転車・歩行を重視したまちづくりへと大きく舵を切った新潟市には狛江市も大いに学ぶところがあると思い楽しみにしています。

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