長久手市訪問


 10日(金)、愛知県長久手市のゴジカラ村を訪ねました。ゴジカラ村は社会福祉法人愛知たいようの杜が運営する各種高齢者施設の総称であり、その他にも幼稚園が近接して建ったりしている一帯を言います。同法人の案内にある創設の想いを引用すると、「私たちが住んでいる社会は、大変合理的で便利ですが、時間に間に合わせようと結果を急いで、子どもの時に持っていた”遊ぶ”という心を忘れてしまったのではないでしょうか。(中略)愛知たいようの杜では、地球上のあらゆるものの存在、あらゆる人の訪れを大切にして、もっとゆっくりした暮らしを取り戻し、その中で、お年寄りが「生きていてよかった」と思えるような生活を作り上げることが出来たらと考えています。(後略)」

  視察にはボランティアの村瀬裕子さんがマンツーマンで2時間半を超える案内をして下さいました。託児所「コロポックル」、古民家を再利用した「子育て処・どんぐりの杜」から、里山をそのまま生かした「もりのようちえん」、ケアハウス、特別養護老人ホーム。雑木林の中に散在する施設は、自己主張せず、木々の間から顔を出します。決して普通に「きれいに建てられた」のではない各々の施設は、木々のぬくもりがあり、何とも言えない味があるのです。(写真はもりのようちえんのホールです。)そして、ここは高齢者と幼児が混ざって日々を送る場所でもあります。煩わしさを厭わない、無駄を大切にする。あまりに施設が多いため、全部は見切れませんでした(笑)

 その後、長久手市役所に移動、ゴジカラ村の創設者で現市長の吉田一平さんにお会いすることが出来ました。職員さん方を始め、市長さんまでもが夏用のベストを着用して仕事されていました。背中には「まちづくり まずは笑顔でこんにちは」。吉田一平市長は、市民にも参加してもらい様々なことをやっていただかないことにはこの先は持たない!と真剣におっしゃっていたのは本気から出た言葉だと感じられました。印象的だったのはある雑誌社ランキングで「快適度」日本一に輝いたのに、それを、「日本一快適」というのは絆がない街とも言えると表現されたことでした。市長のお言葉からは「煩わしさ」がないと人と人との本当の意味の関係は作れないとの信念が感じられました。震災以降価値観が変わったのだとも。今は市内分権を進めているそうで、6つの小学校区に予算を500万円ずつ配分することも始めたそうです。(今年度は6つのうちの2つを実現。)職員には市民に一緒になってトライし失敗を恐れるなとも言っているとのことでした。それも含め、物語になって行くのだと。目指すは2050年だそうです。

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