世界の均質化に抗う


今朝の朝刊に英国の歴史家ニーアル・ファーガソン氏の文章が載っていました。タイトルは『トランプ流「革命」に警戒』です。

印象に残ったのは、現在の軍事的要素を欠くポピュリズムと1930年代のファシズムとは全く違うという指摘や、米国が保護主義や移民排斥に傾けば、19世紀後半のポピュリズムと比べその影響ははるかに深刻だとの指摘です。また、トランプ氏の外交・安全保障政策について、「革命といってもいい。親ロシア、反中国、反イランへの方向転換は世界に重大な影響を及ぼす。トランプ氏が台湾問題などで中国を強く刺激し、ナショナリズムをあおるのは問題だ。」「トランプ氏を孤立主義者と呼ぶのは誤りだ。しかしNATOをはじめとする同盟関係や、国連など国際機関を軽視して、米国の指導力を低下させる恐れは残る」

この文章の中で、同氏は世界のグローバル化はやや行き過ぎたのではないか(中略)自由貿易や移民拡大の限界も自覚し、少しだけ巻き戻した方がいいかもしれないとしています。

 そんなこと、、、、いても、でも著名な方に発言してもらわないと、というところも世の中的にはあるわけで。

 世界の均質化と闘っているところはいっぱいあります。「米国の」グローバル化ではないのだと思います。米国発の「多国籍企業の」グローバル化、米国発の「巨大金融資本の」グローバル化と混同してはいけないと思います。アメリカにもグローバル化に抗っているまちはあります。英国にも、イタリアにも、日本にも。そんなことを考える2016年の年の瀬です。

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