なぜ税金を納めるのか

『私たちはなぜ税金を納めるのか』こんなタイトルの本を最近手にしました。
税というと、固いイメージがあり、最初は読むのが大変そうだと思いましたが、歴史書を読むように面白くて一気に読んでしまいました。
税を納めるということは、「義務」なのか、はたまた「権利」なのか。日本では多くの人が前者と考えると思います。しかし、この本を読むと、世界ではそうだけとは限らないことがよくわかります。(「市民革命」を経て、市民自らの手で国家を創った国においては、「自発的納税倫理」というものがあった。)
また、一方、多くの先進国と呼ばれる国で「戦争」が所得税の生みの親であることも。
経済が右肩上がりであった時代が終わった今、経済のグローバル化と少子高齢化に対応した税制を、社会保障と一体に考える重要性をもう一度認識する必要があると強く感じます。