東京における地方議会~市民の期待と現実


2月9日(土)、羽村市生涯学習センターで行われた中央大学学術シンポジウム「東京における地方議会ー市民の期待と現実」を聴きに行って来ました。

私は議員として、市民の皆さんがどのようなことを今の地方議会に期待し得るのか(そもそも期待しないということもあり得ます)を知りたかったのと、講演者として有名な方々が揃われるということもあって参加しました。

元総務大臣・岩手県知事の増田寛也氏は、村の議会と都下の議会の比較において、東京都の自治体では、民の比重が圧倒的に大きくその意味で行政・議会のやっていることに関心を持ちづらい、加えてコミニュティが崩壊過程にあって二重の意味で関心が持ちづらいとされました。

住民から議会が必要と認識されるには、

①条例制定権を活かし独自性を打ち出す、

②本当に必要な課題に存在感を示す(例えば、都下であれば震災(首都直下地震)の際の議会のあり方(議員個人ではなく、議会として)。社会保障(急激な高齢化や介護施設の整備等))の2点を挙げられました。

中央大学の佐々木信夫教授は、政治の果たすべき役割として、「民意」を集約する役割を指摘され、決定するのも政治だが集約した民意を基に制度設計するのも政治の役割だとされました。それに付随し議会が一方的に行政に質問するだけで議員間討議がない今の議会はおかしいと述べられました。「決定者」、「監視者」、「集約者」、「提案者」の4つの役割をバランスよくこなす重要性を説かれました。

続くパネルディスカッションでは、議会が様々な手段を使って市民の中へ入って行くことが必要、会派制は地方議会では止めた方がよい、予算に対する議会の権能を拡大すべき等々が指摘されました。

自分としては、市民は何でもかんでも無関心ということは決してないが、東京の特殊事情も手伝ってどうしても議会だけでなく、行政がやっていることにも関心が持ちづらいと感じました。そこに議会が上の4つの役割をしっかりこなしているかというとそうでない。余計に諦め→失望→無関心の負のスパイラルに繋がっていく。そう受け止めました。

しかし、今後、超高齢社会の中で、地域の絆が崩壊していれば、頼るものはなくやはり議会の役割は再び重要性を増してくるかもしれません。地震もあります。時代は過渡期にあるのだとの認識の下、狛江市民の皆さんがもっと狛江に愛郷の気持ちを持っていただけるよう頑張って行きたいとの思いを新たにした一日でした。

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