バウンダリー・スパナー

 一昨日、農林水産省時代の同期と食事を共にしながら近況について語り合いました。そのうちの一人は今年大きな改正があったJAS法(農林物資の規格化等に関する法律)改正作業の中心を担っていました。今回の改正は、日本の食品企業が海外に打って出る際に正当な評価を受けられるようにJASの規格を国際的に通用するものに変えようという、とても意義のあるものと認識しています。

 彼は10年くらい前から食品産業の方々との交流を通じ、民間の様々な声を聴いて農林水産省の施策に役立てて来ていました。それが今回の大きな仕事に実を結んだのだと思います。

 経営学の分野の言葉で「バウンダリー・スパナー」(Boundary Spanner)ということばがあるそうです。これはハーバード・ビジネススクールのマイケル・タッシュマン教授が1977年に発表した論文で広まった概念だそうで、多様な価値観を受け入れながら、組織や部門の「境界を超える人」を指すのだそうです。

 多様な価値観を受け入れることができ、所属する領域に留まらず、外部の世界と「弱いつながり」を広げていける人。まさに彼はそれを体現している人だと思います。そして、これからの時代、こういう生き方こそ様々な分野で求められているだと思います。

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