住民投票
16日 12月 2013
住民投票
先週末は「住民投票」に関わることが2つありました。一つは、14日土曜日に泉の森会館において小平市の都市計画道路建設の是非を問う住民投票運動の当事者であられた水口和恵さん(小平都市計画道路に住民の意見を反映させる会共同代表)と弁護士の中島敏さんのお話を伺う機会があったこと。この問題については、投票率が50%に満たなかったということで住民投票自体が無効となったのですが、開票はするべきという市民と開票しないという行政の間で裁判が続いています。興味深かったのは、20代、30代、40代の投票率が国政選挙などの投票率を上回ったという報告でした。逆に60代、70代の投票率は国政選挙などを大きく下回ったそうです。
もう一つの出来事は、埼玉県北本市のJRの新駅設置を巡る住民投票です。15日日曜日に投開票が行われ、埼玉新聞によれば下記の結果でした。
当日有権者数は5万6656人(男2万8060人、女2万8596人)。投票者数は3万5322人(男1万6898人、女1万8424人)で、投票率は62・34%(男60・22%、女64・43%)だった。
◇北本新駅建設住民投票結果
賛成 8353
反対26804
(無効165)
こちらは、住民投票が有効となる50%という投票率のハードルを設けていませんでしたが、60%を超える投票率でした。総事業費約72億円、国庫補助金などを除く市の負担金でも約51億円という巨額の負担となる事業の是非に市民が自らの問題として真剣に考えた部分もあると思いますが、上記の小平市の都道問題との違いは何だったのか。
住民投票、国民投票という直接市民、国民の声を聴く手法について、私たちは対象となる諸問題の内容とともに、真剣に考える必要があるのではないでしょうか。