トキ(朱鷺)と生きる

12日 11月 2013

トキ(朱鷺)と生きる

 昨晩、テレビ朝日の報道ステーションに「トキを通じて”自然と経済”支え合う佐渡」(http://www.tv-asahi.co.jp/dap/bangumi/hst/news/detail.php?now_page=8)というタイトルコーナーがありました。取材したのは、畑違いの感もある松岡修造氏。取材される側として、もう10年来のお付合いをさせていただいているトキの田んぼを守る会のSさんが出演されました。Sさんらは佐渡市役所や農協と協働で農薬や化学肥料を新潟県基準の5割減らし(田んぼによっては農薬、化学肥料ともほぼ使わないところもある)、トキのえさである水生生物(どじょうやおたまじゃくし等)が住むのに適した環境を創っておられます(田んぼのわきに「江」と呼ばれる水の溜りを作ります。)。

 Sさんは一農家として、わたくしのところの海藻資材を10年以上前から購入して下さっていましたが、その後トキの野生放鳥が現実的になってからは農協を通じ複数の有機肥料を購入して下さっています。昨晩の放送では、Sさんらトキの生きるにふさわしい環境で作られたお米が安心・安全なお米として付加価値をつけ「朱鷺と暮らす郷」というブランド(http://www.city.sado.niigata.jp/eco/info/rice/index.shtml)で販売を伸ばしていると紹介されました。安心・安全に加え、自然との共生の哲学に共感していただいている部分があるのだと思います。(このお米、近くの某大手スーパーでも確か取り扱っていると記憶しています。)

 Sさんの田んぼへは5年くらい前、小学生だった子ども2人を連れて行ったこともありました。子どもたちは自然の生き物いっぱいの環境に大喜び。ただただ夢中に、作業はそっちのけで遊んでいました。

 佐渡のトキが絶滅に瀕しているとの話を国語の教科書で読んで以来40年近くが経ちました。それから一度日本からトキは消えましたが、今ふたたび佐渡の空に飛翔し始めました。そこには様々な人々の努力と苦労があったと思います。「自然」と「経済」を両立させながら、後世にかけがえのない自然環境を継承していく。これからも出来る限りの協力を佐渡やその他の地域の農家さん方として行きたいと思い直した夜でした。

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