3月議会予算討論

02日 4月 2013

3月議会予算討論

 先月26日、3月議会が閉会しました。最終日、平成25年度予算案についての討論(各議員の意見表明)が行われました。私は、以下の意見表明を行い、共産党の提出した組替え動機(案)に反対し行政が示した原案に賛成しました。

l 先ず初めに一般会計の予算規模とほぼ同額の借金を抱える中で、将来世代にツケを残さないという、強い責任を感じる予算編成をされたというのが第一の印象です。

l 財政の要諦は、「入るを量りて出ずるを為す」と言われます。言うまでもなく、収入の方を良くおさえてから、支出の方を計画する。収入を把握して無理ない範囲で支出を計画するということです。私がこの鉄則に触れたのは、薩摩藩の藩政改革に身を削った西郷南洲翁を通してです。南洲翁遺訓語録を読むと、財政の要諦を「会計出納は制度の由て立つ所也。百般の事業皆これより生じ、経綸中の枢要なれば、慎まずばならぬ也。其の大體を申せば、入るを量り出ずるを制するの外更に他の術策なし。」と喝破しています。

l 今狛江市ではどれだけの独自財源があるか。市税は113億です。それにもかかわらず一般会計の歳出規模は257億と2倍以上です。今後ますます社会福祉費、インフラ補修費が増嵩することが自明である中、まず、この事実を市民にもしっかり受け止めていただくところから始めなくてはならないと個人的には思っています。あれもこれもというわけにはいきません。

l 平成17年度から3年間行われた「行財政基盤確立のための緊急行動計画」がなぜ終わってしまったのか、私には理解出来ないのです。三位一体の改革が行われた時だけ必要だったのでしょうか。国の基本的考え方は私から見れば大きく変わってはいない。その下で自立した都市として存続可能、持続可能であるために当市の行財政改革は未だ道半ばなのではないでしょうか。そのような基本的認識に立てば、そもそも予算のねん出をどこからするのかをセットで提案せずにあれも、これもという議論は成り立ちえないと思いますが、皆さんどう思われますか。

l 将来への責任ということを冒頭に申し上げましたが、その文脈では今回(総務費として)公共施設修繕基金へ3億円を積み立てたことが象徴だと評価しています。昨年起きた中央高速笹子トンネル天井崩落事故に象徴される「インフラ危機」に先週、国も向こう一年間で一斉点検や点検の基準の見直しを集中的に行うと発表しました。当市の公共下水道特別会計でも管渠維持管理費は前年度比1億円増ですね。インフラの老朽化が進む中でこれも今後増え続けることはあっても減ることはないでしょう。

l 本来独立採算でやって行くのが原則であるはずの特別会計にも一般会計からの繰り入れが行われています。

l それでも、そうは言っても次の時代に進むために必要なこともあるのも、また確かです。その費用をねん出するために何を削らなくてはならないのか。過去さまざまな経緯で設けられていた予算、既得権益も手放していただかなくてはならない場面がもう待ったなしで来ています。

l 私は、新市政誕生後、狛江市には財政規律確立のため、財政健全化のための条例が必要ではないかと考え、市民の方々にも協力いただき案文を練り始めておりました。そこへ11月に、思っていたよりは相当早く「中期財政計画―財政規律ガイドライン」が示されました。したがって、今後は、車に例えれば財政改革と並ぶもう一方の車輪である行政改革(保育園の民営化、組織改正等)もしっかり行われ、それらを通じて目標として定められた財政指標も実現されて行くように市民の皆さんともども私たち議員もしっかりとウォッチしていく所存です。一言付言させていただきますと、市民一人当たりのコストを類団と比較した時、狛江市と例えば全国で最も低い大阪府交野市と比較すると、約27万円と約22万円で約5万円の差があることも事実です。(市民一人当たり5万円とすると、7万7千人いれば38億5千万円になる計算です。)

l 以上をもって、平成25年度予算案編成替え動議(共産党提出)に反対し、原案に賛成致します。

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